中国の戦国時代、斉の孟嘗君が秦の国から逃げる時家来の鶏の泣き声により函谷関の関所をあけさせた故事による。鉾頭の三角形は山、三日月は夜半をあらわし、真木には孟嘗君に雌雄の鶏を添えている。前懸は旧約聖書創世記を描いた16世紀の毛氈で重要文化財。